エロゲ雑記帳

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各10段階評価
シナリオ…8
キャラクター…8
絵…7
エロ…6
音楽…8
システム・演出…7
総評…8

【感想】
シナリオについて。基本的にシリアスなシーンはあまり無く、割と明るい空気のまま最後まで行った感じですね。言うなれば体験版の雰囲気そのままって所か。特にイライラするような展開もなく、気軽に読み進められた点は評価したい。というか、このライターのシナリオかなり読みやすいね。割とテンポ良く書けてるからサクサクと読める。後、劇が中心の作品というだけあって劇中劇が面白かった。劇中劇は作中に何度も出てきますが、何度見ても飽きないので一度もスキップしませんでした。中でもクライマックスは熱かったですね。あおいと日向の各ルートでそれぞれ違ったクライマックスになってましたが、どちらも印象深いシーンでした。劇中劇がメインとはいっても、公演だけじゃなくて練習の時も丁寧に描写されていたのは好印象。
キャラについて。キャラもそれぞれ個性があって良かった。基本的に和気藹々とした雰囲気なのでキャラ達にも活気があって良いね。個人的に気に入ったのはやっぱりあおいかな。個別ルートで主人公との距離が縮まった後のイチャラブっぷりにやられたというか。今まで自分で何とかしようとする姿勢から主人公に甘えてくるギャップで可愛さが増した。その他、シルエットしか無かったけど、演劇部の面々やあおいの親父さんなんかは結構好みなキャラだった。特に演劇部の面々は割と出番多いのだからシルエットじゃなくて専用の立ち絵が欲しかったなと思います。
絵について。結構独特で人を選びますが、個人的にはこれはこれで有りだと思います。とはいっても、素人目に見てもん？って思うような構図は多かったような気はしますが。
エロシーンについて。個人的には薄いなと感じました。一応、尺はそれなりに有るんですが、CGがあまりエロくないせいで抜けるシーンは無かったかな。
音楽について。樋口さんが担当しているだけあってBGMは素晴らしかった。ここまで印象深い曲が多いとサントラが欲しくなってきますね。また、ボーカル曲は挿入歌が3曲とも良かったですね。
システム・演出について。演出面は割と頑張ってたかな。劇中劇の演出はあれで丁度いいくらいですね。
総合的に見るとそこそこ満足できる出来だった。体験版の雰囲気のまま最後まで行ったので正しく期待通りって所かな。