エロゲ雑記帳

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各10段階評価
シナリオ…8
キャラクター…8
絵…8
エロ…6
音楽…9
システム・演出…8
総評…8

【感想】
まずシナリオについて。全体的に見るとSF物としては良く出来ていたと思います。近未来的な雰囲気はしっかりと出せているし、シナリオ自体もそんなに悪くはなかった。各1話形式なので読みやすいし、続きが気になる展開でもあった。個別ルートは一姫とフロゥルートの展開が若干似ているかなと感じたくらいで後はそんなに不満はないし、各ヒロインでそれぞれの側面を描いた展開だったのが尚良かったと思います。個人的に印象に残ったのは一姫ルートですね。一番最初にやったというのも有るんですが、最後の棟方が死ぬ前のシーンが特に印象的でした。逆にカヤルートはちょっと印象が弱かったかなという感じ。まあ、他のルートがドンパチとかやってる中でカヤルートだけ再び海に潜って映画持ち帰るという地味な展開だったからそれも致し方ないかなとは思うんですが。後、最後のラストエピソードは上手く纏めたなという印象でした。未だに謎が残っていた店長さんの全貌を明かすだけでなく、最後にしねまに自律思考が芽生えて終わるという凄く余韻のある終わり方で締めた。
キャラについて。どのキャラも割と良かったせいでお気に入りのヒロインが選べないという。まあ、敢えて選ぶならフロゥか。個別ルートで恋愛感情に目覚めてからのフロゥが可愛すぎてやばかった。先に書いたように全体的にキャラが良く、主人公も好印象だったので個人的に不満はないです。サブキャラも清十郎や篝理さんを始めとして割と印象的なキャラが多かった。やっぱり、キャラが良いと作品の印象も大分違ってくるね。
絵について。のり太さんの絵は久しぶりに見ましたが、画風自体はあまり変わってないですね。前よりも洗練されているのは分かるんですが。後、背景が凄く良かったですね。いかにも近未来を感じさせるというか。
エロシーンについて。尺的にはまずまずなんですが、他と比べるとやっぱり薄いなと思いました。シーン自体も2回くらいで終わるのが多かったし。この辺はもうちょっと何とかしてほしい所ですね。
音楽について。BGMは世界観に合っていて印象に残る曲が多かったですね。ぶっちゃけ、サントラぶっ通しで聴いても聴き飽きない程です。それくらいBGMは気に入りました。また、ボーカル曲も個人的にはお気に入りです。3曲とも凄く好みの曲でもう何度リピートしたことか。アーティストも佐咲紗花、茶太、霜月はるかと実に好みなチョイスで非常に良かったです。
システム・演出について。他のメーカーよりかは割と扱いやすいシステムだったかな。システム構成に応じて描画関係の設定が細かく変更できるのは良かったかな。
総合的にはそこそこ満足できた作品。この作品やってるとやっぱりSF物って良いなと実感する。しねまが攻略出来なかったのだけが残念だったけど、作品的に考えると仕方がないかな。