エロゲ雑記帳

上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

各10段階評価
シナリオ…7
キャラクター…8
絵…8
エロ…5
音楽…8
システム・演出…6
総評…7

【感想】
まず、シナリオについて。システムの関係上、共通ルートが長い為かコミカルな作風が印象的だったというか。何か皆で集まってワイワイやってたという感じですね。ただ、個別ルート入るとそれなりにシリアスな要素も出てきますが。テキストはそこまで癖もなく読みやすかったです。やはり昔の作品だからか個別ルートについては物足りなさを感じた。個別のイベントはそれなりに有ったんですがやっぱり個別ルートが呆気無く終わるのはちょっとどうかなと思う。やっぱり、最近のエロゲに慣れてると昔のエロゲはボリューム感の無さが目につくね。ここまでネガティブな感想ですが、シナリオ自体はそれなりに良かった感じ。特に歌ルートと夢路ルートはそれぞれ対の形になっているという最近ではあまり見ない構成で目を見張るものがありました。昔のエロゲはこういう新たな発見があったりするから面白い。
キャラについて。キャラについては上手く活かしている感じがしました。各キャラが自分の役割を果たしながらちゃっかりと魅力的な部分も見せてくるのは中々上手いなと思った。こういうのは割と匙加減が難しい感じがしますがどのキャラも自然体で接している感じでしたね。微妙に王道な所から外しながらも各キャラを上手く使いこなしているのが印象深い作品というか。個人的に良かったのは、歌と司かな。どちらも本編で一気に株を上げたキャラ。
絵について。そういえば、ぎん太の絵を見たのアステリズム以来だったかな。この頃になるとまだ粗さは有りますね。まあ、それでもやっぱりぎん太描くヒロインは魅力的で良かったです。
エロシーンについて。最近の作品に慣れてると尺の短さばかりが目につくかな。正直、昔と今で一番違うのはエロシーンの尺の長さだなと感じた。昔の作品だと萌えゲ系はシュガスパばりに10分有ればフルボイスで聴いても余裕で終われるくらいの尺だったけど、最近のは長くなってフルボイスで聴くと20～30分掛かってしまうくらいの長さになりましたね。今から見るとシュガスパのエロシーンは物足りないとしか言い様がないけど、当時はこれくらいの尺が普通だったことを考えるとあまり責められないなとも思う。
音楽について。BGMは全体的に爽快感の有る曲が多い印象。ボーカル曲は7曲有りますが、この内フル版持ってるのはLiar's playとChance to xxxくらいなので折角だからシュガスパ関連の曲集めるかな。
システム・演出について。好きになったら告白システムは中々面白い発想だと思った。この頃のチュアブルってシステム面で割と挑戦的だったような記憶がある。告白を受け入れられるか振られるかはプレーヤーの行動次第なので、ヒロインを攻略しているという実感は有りましたね。このようなシステム、今ではあまり見かけないのが寂しい。後、それ以外のシステムはやはり昔なだけあって色々と融通の効かない部分も多かったですね。シーンスキップも搭載されてますが、場面毎なので結果的に連打する羽目になったり、設定項目も大味すぎて細かい調整が出来なかったのも不便でした。
総合的に見ると、やはりキャラが魅力的な作品だったなという感じですね。期間限定といえど無料でこれだけ楽しめれば御の字。取り敢えず、これでチュアブルの新作が気になってきた。