エロゲ雑記帳

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各10段階評価
シナリオ…7
キャラクター…7
絵…7
エロ…8
音楽…7
システム・演出…7
総評…8

【感想】
まず、シナリオについて。シナリオ的にはかなり魔法戦士シリーズ寄りな感じになってますね。中でもベースとなったであろうプリンセスティアとは内容的にもかなり近い。シナリオで良かった所は恥辱ルートのアンドラスvsノワールくらいかな。ここの場面は双方の矜持が垣間見れて良かった。後は普通の変身ヒロイン物って感じかな。Triangle側の意向に合わせたせいか、assalutの他の作品と比べるとやや盛り上がりに欠けますね。まあ、Triangleの作品として見ればいつものTriangleなんですが。
キャラについて。やっぱり、assalutは男のサブキャラ書くの上手いなと思う。今回はアンドラスがそれに該当しますが、主人公に協力する割に独自の矜持をしっかりと持っている点が好印象でしたね。ガサツかと思いきやノワールと正々堂々と戦いたがる辺り、武人としての誇りがあるんだろうなと思いました。正直、個人的にはアンドラスが主人公でも良かったくらいですね。こういう武人タイプの主人公って中々居なかったし。今回の主人公が飽くまでもティエルナ姫という存在に固執していて各ヒロインに対してそこまでこだわらない感じだったので、ノワールに固執するアンドラスが余計に魅力的に見えたのも一因かもしれない。後、ヒロインですが、陽乃は出す必要有ったのだろうかと思う。籠絡エンド以外ほぼ絡まないとか予想してなかった。正直、終盤辺りで人質に取られるか手先になるかのどちらかかと思ってたんだけど、全然出る気配なくてあれ？って思ったくらい。
絵について。ぱいろとなっきーのいつものコンビ。ぱいろの方はいつもながら肉感的でエロい。対してなっきーの方ですが、大分画風変わりましたね。これまでの画風に慣れてるせいか何か没個性化した印象。塗りの影響も有るかもしれないですが、これまでTriangleといえばなっきー原画の変身ヒロインというイメージが有っただけに画風が変わっていくのはちょっと寂しい感じ。
エロシーンについて。今回はassalutがライターなのでやはりひぎぃ成分が多め。分かりやすく言うと、苦痛から快楽に変わっていくシーンが多かった印象です。Triangleの作品だとエリクシルナイツに近い感じですね。今回は全体的には異種姦が多めで対人間相手は少なかった印象。特に主人公自身が犯すシーンはそんなになかったですね。エメスが進化した魔導獣が犯すシーンも有り、各タイプによってそれぞれシーンが用意されていたり、クレールのガーディアンモードでのエロシーンも有ったりと割と欲しいシーンは一通り有りました。個人的には十字架磔で変身解除のシチュを入れてくれたことを大いに評価したい。悪堕ちも大好きですが、変身解除も変身ヒロインの神聖さを失わせるという背徳感が有ってかなり好みなので十字架磔とも合わさってあのシーンは一番のお気に入りです。一方で不満点としては、やはり悪堕ちが無かったこと。折角クレールがコスが純白のドレスという如何にも悪堕ち映えしそうなコスなのに悪堕ちが無かったのは実に残念だった。ブレイブハンターあおいの時も思ったけど、assalutはこういう所がダメなんだよね。折角のコスを活かせてない。
音楽について。取り敢えず、主題歌恰好良すぎ。テンポが良いから聴き飽きないし、印象に残る。ここまで主題歌が良かったのって色褪せた旋律以来か？本当に昔のTriangleを彷彿とさせるくらいに出来が良い。何気にタイトル場面でフルが聴けるのもスイートナイツシリーズの頃を思い出す。
システム・演出について。今回の目玉は何と言ってもレムティアナイツ以来となる戦闘シーンの復活。やっていて本当に懐かしく感じましたね。これまで魔法戦士シリーズは全部やってきたので、Triangleといえば例の戦闘シーンのイメージも有ったので復活してくれて嬉しかったですね。HPが一定値以上減ると服が破れる演出もエリクシルナイツを踏襲していているし、恥辱攻撃を搭載しているのも実に良く分かってる。特にクレールを恥辱攻撃した後の表情がエロすぎでこれだけでも抜けそうな程でした。ただ、戦闘バランスは大味にも程があるというか。研究した数次第で難易度が大きく変わるし、最初に二人が揃うルートに行ってしまうとHPが倍になる上に二人に増えるせいで一気に難易度が上がってしまうのはちょっとどうかと思った。戦闘シーンも何か動作がもっさりとした感じだし、この辺りはもう少し改善して欲しいですね。
総合的にはそこそこ抜けた感じかな。プリンセスティアをベースにしてエリクシルナイツの要素を混ぜた感じなので往年の魔法戦士シリーズやった人なら取っ付き易い感じ。不満点はあれどこうしてTriangleが昔の原点に立ち返って作品を作ってくれたことは大きく評価したいですね。