PENDULUMのレビュー。
各10段階評価
シナリオ…7
キャラクター…7
絵…7
エロ…7
音楽…7
システム・演出…7
総評…7
【感想】
まず、シナリオについて。基本的に一本道で途中の選択肢によるエンド分岐というこれまでのkaiの形式と同じですね。展開自体も王道ですが、シナリオ自体はそんなに悪くはなかった。始めの頃は誰とも打ち解けること無く孤独の道を歩んでいた真琴が徐々に心を開いていって、最終的にはリーダーを任されるまでに成長していく過程は普通に良かったです。ただ、大天使が三体も居るのに一体ずつしか攻めてこないのはちょっとどうかなと思う。セラフィムはまだ分かるんだけど、オファニムとケルビム辺りは絶対に共闘すると思ってたんだけどね。選択肢のせいも有ってあっさりとやられた印象が強かった。
キャラについて。やってて思ったけど、やっぱりキャラが多すぎる印象だった。メインのライトニングランサーズに加えてカラミティアロウズが居るし、サブキャラもそれなりに多い。そのせいで特にみりあ辺りが割を食ってた感じ。ネクタルでヤク漬けにされて犯された後はラストになるまで出てこないという扱いの悪さ。パッケにも描かれているのにこの扱いはどうかと思うのよ。正直、どれか削れなかったものかね。
絵について。田宮絵も綺麗で大人びていて好みでは有るんですが、やっぱりコハダの方が良かったかなと思います。正直、田宮絵は綺麗なんだけどコハダに比べるとエロさにおいてはやや落ちる印象でした。個人的には非エロのCGは田宮絵の方が好みでエロシーンはコハダ絵の方が好みという感じかな。
エロシーンについて。ノーマルとハードの双方が味わえるラプラスビジョンは今回も健在。最初にノーマルで快楽に浸るシーンを眺めてから改めてハードを選択して苦痛に悶えるシーンを味わえるのもkaiならでは。特にハードモードであまりの苦痛に耐えかねて敵に赦しを乞う所は普通に昂奮しました。ただ、ハードモードはただ単に肉棒で犯すだけのシーンも多かったのでもうちょっとバリエーションが欲しかった所。不満点としてはやはりモブのシーンがやや多めだった所。エロシーンが全部で37有る内の7シーンがモブに割かれているせいでヒロイン一人辺りのシーン数が少なくなっているのは見過ごせない。特にみりあのシーンが2つしかないのは普通にガックリと来た。ここでもみりあの扱いの悪さが出てますね。まあ、みりあのエロシーンはどちらもエロかったのでまだ救いはあったんですが。
音楽について。BGMで良かったのは異端者~Heretic Threeと人造兵器~Divine Core辺りかな。後は主題歌のMarvericは普通に格好良くて好み。歌詞からすると真琴視点での曲っぽいね。
システム・演出について。抜きゲの割にはシステムは扱いやすい。これスクイと同じシステムですかね?ただ、ムービーが飛ばせない仕様なのはイマイチ。
総合的には抜けたもののどこか不満点も残る感じかな。やっぱり、kaiというとコハダ絵のイメージなので次回作以降はコハダメインでやって欲しい。