スクイの小夜曲のレビュー。
各10段階評価
シナリオ…6
キャラクター…6
絵…8
エロ…6
音楽…8
システム・演出…7
総評…6
【感想】
まず、シナリオについて。短すぎな上にあっさりとしすぎ。鬱方向で行くのかと思いきやそこまで行かずで何か中途半端なまま終わった印象ですね。正直、シナリオ自体はちゃんとした方向性が定まっていないような感じ。まあ、ミドルプライスで有ることと抜きゲーとして見ればこういうシナリオでもおかしくはないんでしょうが、ちょっとガッカリ。これに関しては公式が期待値を上げすぎですね。終わってみれば大したことはなかった。
キャラについて。全体的に短いせいでそこまで思い入れのあるキャラが居なかったですね。
絵について。絵自体はかなり好み。塗りもかなり良い。原画の人、アストロノーツを辞めたと思ったらこんな所に移ってたんですね。絵自体は良かったんですが、犯されている所でのCGの血の描写がちょっと過剰に感じる。血が流れ過ぎで傍から見ると痛そうにしか思えない。
エロシーンについて。公式では陵辱メインと書いてましたが、最初だけでしたね。レズプレイや放尿プレイも有りと小さく書かれていますが、まさか後半はレズプレイばかりになるとか誰が想像しただろうか。回想が19枠しか無いのにレズシーンだけで6枠も取るとかどう見てもおかしい。しかも本来入れるべき陵辱シーンをすっ飛ばしてまでレズシーン入れてるから質が悪い。歌音が地下牢で輪姦されてるシーンとか愛衣佳が知り合いの男子学生に犯されるシーンとか見たかったのにすっ飛ばされてふざけるなという気分。こっちは陵辱シーン見たかったのに何で後半はレズシーンばかりになっているのか本当に意味不明。正直、レズシーンはまともに抜ける気しなかったのでスキップですっ飛ばしました。まともに陵辱してたシーンがそれなりに良かっただけに余計に惜しいとさえ感じる。これでレズシーン排除して陵辱だけだったらもうちょっと評価は上がってたんだけどね。製作陣は何を考えてレズシーン入れたのやら。
音楽について。エロシーンでかかる曲が臨場感有り過ぎ。やけに音質良いせいで余計にそう感じる。そういえば、BGMに曲名無いですね。試しにBGM聴こうと思ったらトラック番号しかなかった。OPは千歳サラさん。11月のアルカディアとは全然違った印象で驚きましたね。こういう風にも歌えるのかと。
システム・演出について。PENDULUMと同じワムソフト製。一通りの機能は揃っているのでそんなに不満はないかな。
総合的に見ると、結構不満点の残る作品となってしまったという所でしょうか。絵は素晴らしかっただけにシナリオがイマイチだったのと後半がレズシーンだらけだったのが残念でならない。この作品で褒めるべき点としては音質が格段に良かったことくらいかな。BGMや声が凄く生々しくて驚いた。後でJVC(ビクター)が収録に関わっていると知って納得しましたが。