雫 ~しずく~のレビュー。
各10段階評価
シナリオ…8
キャラクター…8
絵…4
エロ…4
音楽…9
システム・演出…7
総評…8
【感想】
中々に面白かったです。
オリジナル版は96年発売と結構古いですが、ゲームの面白さは今でも通用すると思います。
このゲームは所謂電波ゲーと呼ばれる類のもので、作中での電波っぷりが中々に凄かった。主人公の異常な妄想もさる事ながら、瑠璃子の電波っぷりとサブキャラの生徒会役員の精神崩壊、そして全ての元凶である月島兄の狂気と結構素敵なキャラが勢揃いだった。というか、このゲームはまともなキャラの方が少ない。まともなのは沙織と瑞穂ぐらいじゃないか?まあ、そんな基地外じみた面子ですが、シナリオは結構面白い。古いゲームである為か、作中の行動期間は一日だけであるが次々と展開が変わっていって全く飽きずに終わらせることが出来た。
絵は流石に古いゲームだけあって古臭いですね。今のエロゲとは全然違います。まあでも、結構雰囲気には合っているかな。
エロシーンは結構短くて微妙ですね。内容としては主人公との和姦よりも月島兄の電波による強制的な陵辱の方が多いですが、先に書いたこともあり、あまりエロいとは思わなかった。
音楽は結構良いですね。音質が結構高く、雰囲気にもあっていて良かったと思います。
システムに関しては痕と同じシステムを使っているので特に不満点は無いですね。演出面に関しては結構いいんじゃないかと思います。結構古いゲームであるにも関わらず、演出面で結構頑張っている感じがした。特に、雫というタイトルだからか、矢鱈と涙が零れ落ちるような演出が多かった。後、選択肢が矢鱈多く、進めるのが結構大変だった。まあ、少し考えればどちらを選べばいいか大体わかるのでそんなに難しくは無かったですが。
総合的には結構良い線行くんじゃないかと思います。まあ、作中の行動期間が一日だけとボリュームが短かったり、叔父に連絡する時に公衆電話を使っていたりと流石に色々と時代差を感じさせるゲームでしたが。痕やってから、この雫をやり始めたわけですが、個人的には痕の方が好みかな。まあ、この辺は人によると思いますが。
テーマ:18禁・美少女ゲーム -
ジャンル:アダルト