エロゲ雑記帳

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各10段階評価
シナリオ…7
キャラクター…8
絵…8
エロ…7
音楽…8
システム・演出…8
総評…7

【感想】
本編の補完という意味でなら満足は出来たかな。
各ヒロイン等のアフターについてはイチャラブがメインだと思っていたんですが、意外とそうでもなかったですね。特に栞と賢久のアフターはどちらかというと本編の補完に近い感じだったし。個人的にはもうちょっとイチャラブが欲しかった所なんですが。特に菊理のアフターなんて絵師が変わった所為かしらんが矢鱈と短くて不満だったし。栞なんかも聖省関係の話が大半でイチャラブが全然無かったな。まあ、栞の話もこれはこれで良かったのですが。一方、リゼット編ですが、これは何と言っていいのやら。リゼットの居る過去まで飛んだヴェラードが何をしたかと思えば、約９万も居る十字軍に対して只管劫の眼で無双してただけという。正直、もうちょっと違う展開に出来なかったのかと思う。あの展開は置いてけぼり食らうわ。そして、最後にやった使徒編ですが、こちらはそれなりに満足。久々に良い中二を味わえました。欲を言えばもうちょっと派手にしても良かったんじゃないかと思います。
キャラに関してですが、今作で随分とキャラが増えましたね。特に聖省関係のキャラが一気に増えた印象。正直、こんなにキャラがいるのかと思ってしまうくらいの多さです。今回追加された新キャラの中で気に入ったキャラと言えばやはり恵麻ですね。こんなに素直でお兄ちゃん想いな性格のせいで賢久のアフターをやっている内に一気に気に入ってしまいました。いやあ、こういう兄想いな妹キャラって良いですね。それだけに攻略できないのが悔やまれる。後、ヨハンナ様がやばい位にキャラが立ってますね。平然と部下を実験台として見殺しにする残虐性といい、チート級の性能といい、見事なまでにラスボスの風格が漂っている。設定資料集に後々の作品にも出てくると書いてあったが、絶対にラスボスとして出てくる時があると思う。
絵については、当初はこんなに絵師がいて大丈夫かと思ったものの、やっている内に慣れた。
エロシーンについては、割とエロくて良かった。ゆかとか菊理、それからSSのハーレムシーンは結構使えるのではないかと思う。後、個人的なお気に入りのシーンは、厳密にはエロシーンじゃないかもしれんが操がリーゼロッテに腹の中を弄られるシーン。あそこのシーンはエロすぎでしょう。下手なエロシーンよりもよっぽどエロいと思った。実際、抜いてしまったし。
音楽に関しては、今作でもその良さを発揮していたと思います。主題歌に関しては、最初聴いたときはどうかと思ったものの、繰り返し聴いているうちに気に入ったきましたし、エンドの2曲もそれなりに良かった。BGMは新規の曲が10曲で、後は流用やアレンジばかりですね。
システム・演出は今作も相変わらず凝っているなと感じます。細かい演出まで入れているのがよく分かる。
まあ、不満点はありますがFDとしては悪くはない出来といった所ですか。正直、本編から3年も経ってから出されるFDというのも考えものですが。お陰で思い出しながらプレイするのが大変だった。