エロゲ雑記帳

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各10段階評価
シナリオ…7
キャラクター…8
絵…9
エロ…8
音楽…9
システム・演出…7
総評…7

【感想】
シナリオについて。主人公達の話に入る前にサブキャラの恋愛で話を広めるという、このご時世ではある意味斬新とも取れる展開でしたが、個人的には良い面もあり、悪い面もあったかなという所。最初の頃は真新しさもあってスラスラと読み進められたんだけど、5話辺りになってくるとサブキャラ同士の恋愛ばっかで中々主人公達の話に入らないので次第にダレてくるようになった。この辺が一旦放置していた理由ですね。この辺、もうちょっとサブキャラの出番減らしても良かったんじゃないかと思う。まあ、とはいっても共通の中でも第4話辺りは会長と書記、それから煙草吸ってる先生の三人の関係が良くて個人的にも結構気に入ってる話。後、共通と言えば第6話の浮きっぷりは凄まじかった。それまでは普通に有りそうな恋愛話だったのに、いきなり陵辱臭いシーンが入ってて思わずえ？ってなったわ。その後もどうも出す作品を間違えたんじゃないかと思うような展開ばかりだった。ぶっちゃけ、第6話は普通に寝取られ物にして良かったんじゃないかと思う程。男に満足できないからって輪姦にまで走るとか今時寝取られ物でも無けりゃお目にかかれねーぞｗそれくらい、第6話は本当に衝撃的だった。個別ルートの話に移りますが、全体的に鬱要素が強いというか、後味の悪い展開が多かったですね。別離エンドは百合を除く、アイネ、奈留子、みなもの各ルートにあるし、残る百合ルートも見ていて辛いエンドだった。個人的に一番鬱要素が強いと感じたのはやっぱり奈留子ルートかな。赤い糸で結ばれているのに、実際に結ばれたら直ぐ様別離で、ずっと一緒にいようと思ったら互いに恋心を胸に秘めて親友として付き合っていかなきゃならないという苦悩が滲み出ていて、苦悩した先にこの二通りのエンドになるから結構きつかったな。共通は結構ダレた所もあったけど、個別ルートは割と面白くて一気に読み進められました。上でも書いてますが、個別ルートは面白かったのでサブキャラ同士の話を減らして個別ルートを充実させた方がより面白くなってたんじゃないかなと思います。
キャラについて。個人的に気に入ったのはアイネと奈留子かな。アイネは天使の癖して人間の文化に馴染みまくってる所とか、慌てた時の表情とかが可愛かった。後、何気に主人公とも一番相性が良かった感じ。奈留子は幼馴染なのに親友のような距離感で接してくるのが帰って好印象だったかな。
絵について。藤丸さんだったか、この人DEARDROPSの時と比べても結構上達している感じがした。全体的に肉付きが良くなって、よりエロくなった。
エロシーンについて。まさかの輪姦有りとか誰が予想しただろうか。体験版やって雰囲気的に陵辱とかそういう要素は無いだろうと思ってたら、第6話の初っ端から陵辱臭いシーンが出て来てたまげたわ。極めつけは輪姦とかもうね、完全に予想外のシーンが出てきた感じですね。まあ、エロくて抜けたのは確かなんですが。その他、百合と桃の3Pのシーンも妙に背徳感があってエロかった。ただ、メインのヒロインのシーンが少なかったのは頂けないですね。メインヒロインに至っては本番のみだと1シーンしかないのが多くてちょっと物足りなかった。というか、サブキャラにシーン割きすぎ。小雪なんてサブキャラなのに5シーンもあるんだけど。サブキャラのシーン減らしてメインヒロインに分けろよと思う。
音楽について。流石はオバドラと言うか。毎回のごとく音楽面には気合が入ってますね。BGMは結構良い曲が揃ってたと思うし、ボーカル曲も気に入った曲が多かった。特に個人的に気に入った曲はGlass BeadとSnow Song辺りかな。実はクリア前にCD買ってたからボーカル曲は既に全部聴いていたのだけど、クリア後に改めて聴くと歌詞の意味が分かってまた違った印象になった曲も多かった。
システム・演出について。システムはそこそこ。演出は割と凝ってる感じですね。
総合的に見ると、共通でダレて個別ルートで盛り返した感じですね。一旦、共通で投げたとは言え、せめて個別ルートまでは行こうと思ってプレイしてたら案外個別ルートが面白かったので個人的にはそこまで悪くはない印象だった。